船乗りの話

学校が船の免許取れるとこだったのでその流れで船乗りになったよ。

一年間だけ働くつもりで就職したよ。

3ヶ月間はずっと船の上でした。

ご飯はもらえます三食。

そして光熱費とかもただでした。

当時はまだAmazon prime videoとかない時代だったのでDVD持っていったり港の近くにきたらネットが繋がるのでYouTubeを見たりしていた。

給料もそこそこもらえて危険手当含めて手取りで初任給は28万くらいでした。

外航船に乗ったらもっと貰えます。

ただし仕事は案外きついです。

特に嫌だったのがボイラの掃除です。

何が嫌かと言うと熱いしすすが舞うのでマスクもして苦しいのです。

そして年上の機関士の人に怒られます。

たまに胸ぐらもつかまれます。

機関士が主に活動するエンジンルームは常に機械が動いており危ないし熱いです。

2番目に嫌だったのが船底の掃除だ。

錆びてるとこは削ったりペンキ塗ったりあとは汚れを拭いたりで服も汚れてました。

面白くはないし眠いそんな感じでした。

そんな船乗り生活もたまに上陸できたりする時があるのです。

そんな時は普段ではあまり買わない物もコンビニで大量買いしてストレスを発散します。

お菓子とか菓子パンがとても欲しくなるのでいっぱい買いましたね。

基本はど田舎の港に泊まるので買い物だけしたら船に帰ってました。

ちょうど東北の震災があった時期だったので東北地方の街はまだボロボロのところもありました。

船では大量にセメントを運んでいたので少しは復興に協力できたかな。